日本の政治屋による「亡霊参拝」には、与党内部からも批判の声が上がっている。自民党の伊達忠一参院国対委員長は「この時期の参拝は、日本に対する中韓両国の反発をさらにエスカレートさせる。内閣は強いて相手を怒らせるような事は避けてもらいたい」と表明した。
元毎日新聞社駐独記者の村田信彦氏は人民日報の取材に「歴史認識問題をめぐり、中国などアジア各国および国際社会は日本に対する批判の声を日増しに強めている。国際社会は靖国神社への参拝と供物奉納を常識を欠いた、幼稚な挑発行為と見なしている」と述べた。
同志社大学の浅野健一教授は人民日報の取材に「第1に、靖国神社への参拝と供物奉納は日本国憲法に違反する行為だ。第2に、これは第2次大戦後の国際秩序に対する挑戦だ。第3に、これは日本を国際社会で一層孤立させる。第4に、参拝は中日平和友好条約など日中間の4つの政治文書の精神も破壊した。第5に、靖国参拝は民主主義の精神に反し、人権に対する冒涜だ」と述べた。
「村山談話を継承し発展させる会」の藤田高景理事長は人民日報の取材に「安倍氏の靖国神社への供物奉納は参拝と性質が同じであり、厳しく非難しなければならない。安倍氏は靖国神社との結託関係を徹底的に清算しなければ、日本がアジア、さらには全世界から次第に孤立する事態を招くだけだ」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年4月23日