全国人民代表大会(全人代)代表を務める中国航天科技集団第五研究院天問1号ミッション探査機システムチーフデザイナーで、嫦娥4号ミッション探査機システムチーフデザイナーの孫沢洲氏は、「今後の月探査4期プロジェクトは、月の裏側のサンプルリターン、月の南極の着陸・探査・ジャンプ飛行探査を行う」と述べた。科技日報が伝えた。
2023年、中国航天科技集団は月探査事業4期プロジェクトを全面的に推進する。同プロジェクトは25年前後に「嫦娥6号」を打ち上げ、月裏側のサンプルリターンを行う。26年前後に「嫦娥7号」を打ち上げ、月の南極の環境・資源調査を展開する。28年前後に「嫦娥8号」を打ち上げ、「嫦娥7号」と共に中国の月南極における科学研究ステーションの基本形を構築する上、関係する国、国際機関、国際協力パートナーと共に国際月科学研究ステーションの建設を展開する。
孫氏は、「月科学研究ステーションは長期的・持続的に月科学探査にサポートを提供することで、中国の月科学探査の能力を高めることができる。同時に月科学研究ステーションは月の位置資源をより良く利用し月からの宇宙・地球科学探査を行えるほか、月基礎科学実験及び月資源の原位置開発・利用などをより良く行えるようになる」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年3月8日