国家統計局サービス業調査センターと中国物流・調達連合会はこのほど製造業購買担当者景気指数(PMI)を発表した。最新のデータによれば、今年2月にはPMIが前月比2.5ポイント(p)増の52.6%となり、非製造業ビジネス活動指数は同1.9p増の56.3%、総合PMI産出指数は同3.5p増の56.4%だった。これら3大指数はいずれも2ヶ月連続で景気拡大局面が続いた。人民日報海外版が伝えた。
統計データを見ると、市場の期待が引き続き改善したことがわかる。2月の生産経営活動予測指数は同1.9p増の57.5%で、12ヶ月近くぶりの高水準となり、企業の信頼感が増強し続けた。業界別の状況を見ると、調査対象となった21業界の生産経営活動予測指数はすべて景気拡大局面にあり、そのうち農産食品加工、繊維、汎用設備、専用設備、自動車など10業界は60%を超える高水準となり、最近の業界の回復発展に対し企業が楽観的な見方を示した。
同センターの趙慶河シニア・スタティスティシャンは、「2月には経済安定の政策・措置がさらに効果を表わし、これに新型コロナウイルス感染症の影響の弱まりなどの有利な要因が加わって、企業活動回復と市場回復が加速し、全国の経済の景気レベルが上昇し続けた。同時に調査で受注不足と答えた製造業とサービス業の企業の割合は前月より減ったが、まだ50%を超えており、市場ニーズの不足という問題が引き続き突出しており、経済回復の基礎をさらに強固にする必要があることがわかる」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年3月4日