国網山西省電力公司がこのほど明らかになったところによると、山西省は8ヶ月間にわたる全力的な取り組みにより今年2月上旬、第1弾・9つの売電事業者から申請があった15の仮想発電所(VPP)の建設を効率的に完成させた。集約された総容量は184万7400kWに達し、調整可能容量は39万2000kW。科技日報が伝えた。
仮想発電所は先端情報通信技術とソフトウェア・システムにより、電力網に分散している分布型電源、蓄エネシステム、制御可能な負荷、電気自動車などの分布型エネルギーを集約、調整、最適化し、特殊発電所として電力市場と電力網運営に参加する電源調整管理システムだ。仮想発電所の建設は、電力網のクリーンエネルギー受入能力と利用能力を高め、電力供給のグリーンで低炭素なモデル転換を促進し、新型電力システムの発展の需要に合致する重要な手段だ。
エネルギーと電力を送り出す大省としての山西省。国網山西省電力公司の関係責任者によると、現在の山西省の仮想発電所の建設規模であれば、電力供給が逼迫する時期に1日あたり156万8000kWhの電力を供給し、22万4000世帯の日常的な電力消費の需要を満たせるという。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年2月17日