「首都科学技術イノベーション発展指数2022」が発表 北京のイノベーション水準が持続的に向上

人民網日本語版 2023年02月16日14:02

首都科学技術発展戦略研究院は12日、「首都科学技術イノベーション発展指数2022」を発表した。同指数は「北京の中国式現代化建設のイノベーションによる推進」をテーマに研究を行った。過去10年の北京による科学技術イノベーション中心地建設の主な成果と問題を振り返り、北京による中国式現代化の建設推進の関連状況を分析した。科技日報が伝えた。

中国の世界科学技術強国建設の旗振り役としての北京の中国式現代化建設のイノベーションによる推進は次の4つの面に現れている。

(1)現代化経済体制を積極的に構築し、イノベーションで経済の質の高い発展を推進する。北京の21年のデジタル経済付加価値額は1兆6251億9000万元(1元は約19.5円)で、市全体のGDPの40%以上を占め、割合で全国一となった。5G、車載ネットワーク、インダストリアルインターネットなどの新型インフラの建設が加速し、新インフラプロジェクトの投資が市全体固定資産投資に占める割合が9.1%にのぼった。

(2)北京・天津・河北協同発展戦略を深く実施し、イノベーションで現代化首都都市圏の建設を推進する。北京企業の21年の「通勤圏」への投資回数は15年の2.4倍で、「機能圏」と「産業圏」への投資回数はそれぞれ15年の2.2倍と2.1倍。現代化首都都市圏のGDPは3兆9000億元で、北京・天津・河北地域の4割以上を占めた。

(3)「ダブル炭素(二酸化炭素<CO2>排出量ピークアウトとカーボンニュートラル)」の目標達成を実施し、イノベーションでエコ文明の建設を推進する。最新データによると、北京の22年の優良天気日数は286日で、PM2.5が2年連続で国家大気質2級基準を満たした。過去同期の最高を持続的に保ち、北京・天津・河北及び周辺地域の「2+26」都市における最高順位という「ダブル最高」の成果を収めた。

(4)国家サービス業開放拡大総合モデル区と中国(北京)自由貿易試験区の「両区」建設と科学技術冬季五輪を足がかりに、イノベーションで高水準対外開放を推進する。「両区」建設が打ち出されてから、北京は70件近くの独創的で画期的な政策を実施し、80件余りの制度イノベーションの成果を形成し、国の高水準開放拡大の効果的なルートを模索した。北京の22年1−10月の外資利用額は前年同期比20%近く増となる170億ドルを超えた。北京冬季五輪の期間中には212件の技術が実用化され、世界の観客に科学技術冬季五輪のイメージを示した。(編集YF)

「人民網日本語版」2023年2月16日

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