中国の先端設備の海外進出に新たなブレイクスルーがあった。中国中車傘下の四方股份公司は1月31日、アラブ首長国連邦(UAE)のエティハドレールと、旅客輸送内燃高速列車プロジェクトの供給契約を結んだ。これには21両(3本)の営業速度200km/hの内燃高速列車、最大140両(20本)の追加発注選択肢、すべての関係列車の15年間のメンテナンスサービスが含まれる。中国の旅客輸送内燃高速列車のUAEへの輸出は初めてとなる。科技日報が伝えた。
同契約によると、同列車は動力集中型内燃高速列車だ。7両編成(動力車2両、付随車5両)で、最高営業速度は200km/h、設計速度は220km/h、現在世界で速度等級が最高の内燃高速列車だ。同列車はUAE国家鉄道の運営の需要に基づき、世界の先進基準・技術で製造され、UAE現地の高温や砂嵐などの特殊な運行環境に適応している。同列車は1等座席、2等座席、ファミリーエリアを設置し、先進的な空調システム、車内Wi-Fi、充電ポートなどの旅客設備、そしてスマート化運営保守システムを搭載しており、快適でスマートな旅客サービス体験を提供する。
計画によると、これらの現代的な内燃高速列車は2025年にUAE国家鉄道で試験的に運営する予定。運営が始まると、UAE初の幹線鉄道旅客輸送サービスの構築をサポートし、重点都市間のよりスピーディで効率的な新しい交通手段を提供し、移動時間を大幅に短縮する。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年2月1日