中国広核集団(中広核)が12月20日に発表した情報によると、中広核汕尾甲子二40万kW洋上風力発電プロジェクトの最後の発電機が電力網に接続し、発電を開始したことにより、中広核汕尾甲子90万kW洋上風力発電所が正式に全設備容量の電力網接続・発電を実現した。これは中国最大の公定価格洋上風力発電所の完成・稼働開始を示しており、そして中広核汕尾近海浅水エリア140万kW洋上風力発電プロジェクトの全面的な完成・稼働開始も示している。環球網が伝えた。
汕尾甲子90万kW洋上風力発電所エリアの中心部の離岸距離は約25km、水深は30-37mの間、6.45MW・78基、8.0MW・50基の洋上風力発電機を設置。関連施設として220kV洋上ブースターステーションを2ヶ所、500kV陸上ブースターステーションを1ヶ所建設。汕尾甲子二プロジェクトの洋上主体は2022年6月に着工し、わずか半年で全設備容量の電力網接続・発電を実現した。
中広核によると、同社は汕尾海域で21年11月25日に汕尾後湖50万kW洋上風力発電所を完成させた。汕尾甲子90万kW洋上風力発電の完成・稼働開始により、広東省東部初の100万kW超洋上風力発電拠点が正式に完成した。設備容量は計140万kW。同拠点は毎年広東省に45億kWhを超えるクリーン電力を提供できる。これは標準石炭の消費量を約145万トン、二酸化炭素排出量を約350万トン削減する効果を発揮し、約9000ヘクタールを植林するのに相当する。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年12月21日