臘巴山風力発電プロジェクトの完成予想図。 (画像提供は雅礱江公司)
四川省涼山彝(イ)族自治州徳昌県の臘巴山風力発電プロジェクトが7日、正式に着工した。これは第14次五カ年計画(2021−25年)大型風力・太陽光発電拠点プロジェクト第1弾の一つであり、雅礱江流域水力・風力・太陽光相互補完グリーン・クリーン再生可能モデル拠点を象徴するプロジェクトでもある。人民日報が伝えた。
同プロジェクトの設備容量は19万2000kWで、60基の風力発電機の建設を予定。22年10月に1基目を据え付け、23年9月に全発電機を稼働・発電させる。
臘巴山風力発電プロジェクトの建設先。( 画像提供は雅礱江公司)
同プロジェクトの年間等価利用時間数は2612時間、完成後は四川省に毎年約5億100万kWhのクリーン電力を提供し、約21万世帯の年間電力消費量を賄う。毎年の発電量による標準石炭の使用を約16万トン削減し、二酸化炭素の排出量を約40万トン減らせる。
同プロジェクトの建設は地方の産業発展を力強くけん引する。同プロジェクトの投資総額は15億元(1元は約20.1円)以上で、建設期間中に涼山イ族自治州に約6000万元の税収をもたらし、1千人の雇用機会を創出する。フル稼働後は毎年、同自治州に約4000万元の税収をもたらす。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年6月10日