中国1-8月の対外貿易輸出入が安定成長 民間企業が輸出入の5割超に

人民網日本語版 2022年09月08日16:33

税関がまとめた統計によると、今年1-8月には、中国の輸出入総額が前年同期比10.1%増の27兆3千億元(1元は約20.7円)に達した。そのうち輸出は同14.2%増の15兆4800億元、輸入は同5.2%増の11兆8200億元、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は3兆6600億元の黒字で、黒字額は同58.2%拡大した。人民日報が伝えた。

8月の輸出入総額は同8.6%増の3兆7100億元だった。そのうち輸出は同11.8%増の2兆1200億元、輸入は同4.6%増の1兆5900億元、貿易収支は5359億1千万元の黒字で、黒字額は同40.4%拡大した。

税関総署統計分析司の李魁文司長は、「年初以来、複雑で厳しい対外貿易の発展環境に直面しながら、中国は新型コロナウイルス感染症対策と経済・社会の発展を効率よく全体的に統括し、対外貿易安定の一連の政策を継続的に打ち出し、対外貿易の基本面の安定、優位性の拡大、活力の増強を推進して、安定成長を実現した」と述べた。

一般貿易の輸出入が2けたの伸びを達成し、割合が上昇した。1-8月の一般貿易輸出入額は同14.1%増の17兆5500億元に上り、対外貿易総額に占める割合は同2.3ポイント上昇の64.3%に達した。中国の保税物流方式での輸出入額は同9%増の3兆3300億元だった。

ASEAN、欧州連合(EU)、米国などの主要貿易パートナーとの輸出入が増加した。1-8月のASEANとの貿易総額は同14%増の4兆900億元、EUとの貿易総額は同9.5%増の3兆7500億元、米国との貿易総額は同10.1%増の3兆3500億元だった。同期の「一帯一路」(the Belt and Road)沿線国との輸出入額は合計で同20.2%増の8兆7700億元に達した。

李氏は、「ここ数年、中国は『一帯一路』の質の高い発展の共同建設を揺るぎなく推進して、沿線国との貿易が急速に増加した。8月には、中国と沿線国との輸出入が同23.8%増加し、輸出入全体の伸びを6.9ポイント押し上げた」と説明した。

民間企業の輸出入が急速に増加し、割合も上昇した。1-8月の民間企業輸出入額は同14.9%増の13兆6800億元に達して、中国の対外貿易総額に占める割合は同2.1ポイント上昇の50.1%となった。

電気機械製品と労働集約型製品の輸出がいずれも増加した。1-8月の電気機械製品輸出額は同9.8%増の8兆7500億元で、輸出総額の56.5%を占めた。同期の労働集約型製品輸出額は同14.1%増の2兆8100億元で、輸出総額の18.1%を占めた。(編集KS)

「人民網日本語版」2022年9月8日

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