中国科学院昆明植物研究所が今月10日に開催した中国科学院・生物多様性成果発表会で、大まかな統計によると、2020年、中国は新種2400種類以上を発表したことを明らかにした。これは世界で発表された新種総数の10%以上を占めている。文匯網が報じた。
生物多様性成果発表会の様子(撮影・王暁亮)。
現時点で、中国科学院に所属する生物多様性研究・保護関連機関は40機関以上ある。同院の研究所19ヶ所が所蔵する生物標本と科学普及展示館が所蔵する標本は1870万点以上あり、中国で所蔵されている標本の半数を占めている。同院が筆頭となり構築された国家標本資源共有プラットホームには、標本館や博物館329ヶ所の標本1635万点がデジタル化され保存されている。
2020年に中国が発表した新種は2400種類以上
中国科学院が建設した植物園(地方政府と共同建設した植物園も含む)は15ヶ所あり、総面積は6万8319.7ヘクタール、中国全土の植物園の総面積67%を占めている。
ミニヤコンカの高山生態系観測試験ポイント
また2008年から「中国生物種リスト」が毎年更新されており、2021年版のリストには、生物種11万5000種類が記録されている。中国は国土が広大で、環境の多様性、生物の多様性に富んでいる。大まかな統計によると、2020年、中国が発表した新種は2400種類以上で、世界で発表された新種総数の10%以上を占めた。うち、高等植物が312種類、脊椎動物が100種類、昆虫類が1322種類、菌類が669種類だった。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年10月13日