6月9日午前8時、コンテナバッグ100個に詰められた2トンの湖北省産ザリガニ商品を積載して武漢駅を出発する復興号「G1722」号列車(写真提供・長江日報)。
2トンの湖北省産ザリガニ商品を積載した高速鉄道「G1722」号列車が9日午前8時、武漢駅を出発し、約4時間後に上海に到着した。これにより中国鉄路武漢局集団公司と中鉄快運武漢分公司、順豊速運が共同で打ち出した「湖北清水ザリガニ、新鮮な味を高速鉄道でスピーディー輸送」サービスが正式に始まった。この措置は、湖北の特色ある農産物の全国向け販売をサポートすることになるとみられている。新華社が伝えた。
湖北省のザリガニ生産量は全国の半数程度を占めている。ザリガニは今がちょうど販売のピークに当たり、輸送ニーズが高まっている。これに対し、鉄道当局は高速鉄道の安全かつ時間通りで高効率という優位性を発揮させ、事前に留保しておいた専用車両を活用する輸送モデルを立ち上げ、始発駅となる武漢で専用車両1両と31の高速列車快速輸送棚を活用して、高速鉄道のコンテナ化輸送をスタートさせた。また、合理的な積載、スピーディーな安全検査、専門スタッフによる管理を通じ、ザリガニ商品のスピーディーな積載と安全で時刻通りの輸送を確実にしている。
中鉄快運武漢分公司の趙康副総経理は、「高速鉄道のザリガニ商品輸送は、湖北省の農産物が省外へと販売されることを助けるとともに、消費市場にとってもより多くの選択肢を提供した。我々は引き続き高速鉄道の輸送優位性を発揮し、現代物流サービスと生鮮農産物輸送の新モデルを絶えず模索し、より多くの湖北の特色ある農産物が全国へと販売されるようサポートしていく」と述べた。
今年、鉄道当局は「高速鉄道スピーディー輸送」サービスを通じ、約200トンの湖北省産ザリガニ商品を北京や上海、広州、深セン、杭州など19都市に輸送し、全国へと販売するという。(編集AK)
「人民網日本語版」2020年6月10日