変化その4:志望企業に一目置かれるために、面接の経験を共有し、「クラウド面接」の流れを事前に把握する。例えば、「注意!ビデオ通話で面接を受ける場合は、指定のサイトで正直に入力を行わなければならない。こっそりとほかのサイトを見て答えを探そうとすると、面接官にバレバレ」という書き込みには、あるネットユーザーが「他の人の失敗を活用して、私のオファーの道を明るく照らしてくれている」とユーモラスなコメントを寄せている。
今後必要な求職スキル3つ
脈脈の統計によると、業界別に見ると、4月10日までの30日間、求人数が最多だったのはIT業界。以下、金融業、不動産・建築業、教育・研修業、製造業、商業サービス業、通信電子業界、医療・医薬、交通・物流、一般消費材(FMCG)と続いた。
清華大学の管理学博士の劉佳さんは、「新型コロナウイルス感染拡大が収束する後半時期には、職場にはたくさんの変化が起きるだろう。会社員は危機が突然やって来ることを認識するようになっており、不確定要素に直面した時、人々は専門スキルを身に着けた人々を一層高く評価するようになっている。そして、異職種転職が一層一般的になるだろう。各自が常に新しい自分を求めなければならない」との見方を示す。
変化に対応するために、劉博士は3つの能力を高めるようアドバイスしている。1つ目は、危機に直面した時に自分を見つめ直す能力だ。危機の背後にあるチャンスや啓示に目を向けることができるようにならなければ、「今後どうなるか」、「自分はどうすべきか」を、本当の意味で悟ることはできない。2つ目は、内発的動機付けの強化だ。新型コロナウイルス感染拡大が収束する後半時期、人々は自律性と一つの事に集中することをより求めるようになると予想されている。3つ目は、信頼を高める力だ。今後、インターネット上での交流がより多くなると見られ、働く人は積極的に自分をアピールしなければならない。
「新型コロナウイルス流行期間中、そして収束する後半時期は、全ての業界にとってリセットを行う一つの機会となる。個人がどのようにパーソナルブランドを構築し、信頼を得、いろんな方法を通して、マッチングの機会を増やすというのが、今後のキャリアアップのカギになる」とアドバイスしている。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年4月28日