黒竜江省の関連当局によると、同省最初の新型コロナウイルス肺炎回復者の血漿が臨床治療に使用された。新華社が伝えた。
黒竜江省衛生健康委員会医政医管処二級調研員の趙昱輝氏によると、同委員会は16日に「新型コロナウイルス肺炎回復者の回復期血漿による重症・重篤症の治療に関する通知」を通達し、黒竜江省の新型コロナウイルス肺炎回復者の「回復期血漿」の検査・宣伝・動員活動を組織するとした。17日には各市(地)指定病院臨床医の評価・検査・推薦を経て、全省最初の新型コロナウイルス肺炎回復者計21人が「回復期血漿」の無償提供の意向を示した。
黒竜江省衛生健康委員会は18日、綏化市中心血液ステーションで初の回復者6人の血漿採取を実施した。初期段階の検査により、3人から「回復期血漿」が無償提供された。
最初の「回復期血漿」が19日未明に完成するとともに、ウイルス検査に合格した。全省重症治療任務を担当する哈爾浜(ハルビン)医科大学付属第一病院群力分院に送られ、臨床治療での使用が始まった。治療効果については数日内に、専門家による評価が行われる。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年2月21日