英国の世界的に権威ある医学誌「ランセット」は現地時間19日、新型コロナウイルス肺炎と戦う中国の科学研究・公衆衛生・医療従事者を支持するという声明を発表した。中央テレビニュースが伝えた。
同声明は、「新型肺炎が発生した後、中国の科学研究・公衆衛生・医療従事者はその努力と効果的な活動により、病原体を速やかに特定し、重大措置を講じ感染症の影響を抑制し、世界の保健業界と透明性の高い情報や成果を共有した。これらの取り組みは賞賛に値する」と指摘している。
同声明は、「感染症に関連するデータの迅速・オープン・透明な共有は、この疾病の起源に関するデマや間違った情報による脅威を受けている」と強調し、新型コロナウイルスを自然起源ではないとする陰謀論を強く批判している。
同声明によると、世界各国の科学研究者は、同疾病を引き起こした病原「SARS-CoV-2」の全ゲノム分析を行い、結果を発表している。これらの結果は、このコロナウイルスがその他の多くの新たな病原と同様、野生動物由来であることを絶対的に証明している。
同声明は、「陰謀論は恐慌・デマ・偏見を引き起こし、同疾病と共に戦う世界の取り組みを妨害することにしかならない。世界保健機関(WHO)の事務局長の、『デマと憶測ではなく、科学の論証と団結を促進すべき』という呼びかけを支持する」としている。
同声明は、「ランセットは新型コロナウイルスの感染拡大中に命を救い、世界の人類の健康を守る中国の科学研究・公衆衛生・医療従事者と共に団結する。この新型ウイルスの脅威に直面し、我々は一致協力して、中国の最前線で戦う同業者と共に対応する」と表明している。
同声明は人々に対し、「中国の最前線でウイルスと戦っている科学研究・公衆衛生・医療従事者らを応援し、新型肺炎との戦いにおいて彼らの側に立つべきだ」と呼び掛けている。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年2月20日