各地で業務再開 チャーターバス、専用列車、チャーター便の提供も

人民網日本語版 2020年02月19日11:37

新型コロナウイルスによる肺炎の影響を受けて、多くの企業にとっては社員をどのようにUターンさせるかが業務再開で直面する主な難問となっている。浙江省の複数の地方政府はこのほど業務再開のためにチャーターバス、専用列車、チャーター便といった強力な措置を打ち出し、省外にいる社員が職場に戻れるよう迎えることとした。この措置は企業の業務再開にあたっての人材ニーズに応えるものであり、また人材がUターンする過程で感染が広がるリスクを軽減することもできる。

春秋航空が18日に明らかにしたところによると、同日午後に雲南省の戸籍をもつ旅客180人を乗せた同社の航空機が昆明を出発して上海に到着した。これは政府の臨時チャーター便であり、同社が運航した初のUターン向けチャーター便でもある。同社によると、「航空機の空気濾過システムにはウイルスを遮断する性能が備わっている。機内の換気は平均して3分に1度は行われており、空気の清浄さは常に保証されている。あらゆる公共交通手段の中で、飛行機が最も安全だと言える」という。

また同社は対外的に、18日から企業活動の再開・生産の再開を全力で支援し、各地の政府・企業によるUターンのためのチャーター便の運航任務も引き受けると発表した。山東航空、吉祥航空、四川航空もこのほど、政府・企業に対してUターン・チャーター便サービスを提供すると発表した。

実際、チャーター便による社員の出迎えは、各地が企業活動や生産を迅速に再開するための重要な手段となっている。浙江省台州市は民間の旅客機を動員し、重慶、貴陽、成都、昆明、西安の各市にいる住民をチャーター便で台州まで運び、仕事に復帰してもらう計画だ。同市政府はチャーター便の費用の3分の1を補助するという。

福建省福州市も18日、定西市、雲南省、貴州省など省外にいる社員のUターンと職場復帰を受け入れるとともに、人々が移動中に感染するリスクを軽減するため、雲南、貴州、定西を出発地としてUターンのためのチャーター便やチャーター高速列車を運行すると決定した。上記省市にいて台州市に職場がある人はこのチャーターバス・高速列車を無料で利用することができる。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年2月19日

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