浙江省義烏市の北下朱村に26日、取材に訪れたところ、赤い看板が掲げられたずらりと並ぶ店舗には小さいながら必要なものは全てそろっていた。
おおまかな統計によると、この小さな村だけで2000人以上のライブ配信パーソナリティーが活躍している。この村のライブ配信運営業者とパーソナリティーの関係は一種のパートナー関係のようになっている。パーソナリティーたちはライブ配信だけに集中すればよく、商品の提供からライブ配信のシステム管理に至る業務は、ライブ配信運営業者のスタッフが全て請け負う。従来のライブ配信運営モデルに比べると、ライブ配信のために倉庫や店舗を借りる必要がなく、携帯電話1台とスマホスタンド1つさえあれば外部への配信が可能で、パーソナリティーたちが何も心配事のない状態で配信を行えるようになっている。
ライブ配信運営業者のスタッフによると、現在パーソナリティーを募集する際に最も重視する点は、その販売能力だとしている。一般的には、ルックスが最も重要視されるように思われているが、彼らの面接でルックスの優先度は4番目もしくは5番目となっているという。
こうして中国各地から集まったパーソナリティーたちは、スマホ画面の中で、それぞれの想像力や創造力を思う存分発揮している。なかにはすでに一獲千金のサクセスストーリーを実現した人もいるといい、最高で1日に80万元(1元は約14.8円)の利益収入を上げる人もいるのだという。そしてさらに多くの「草の根レベル」のパーソナリティーたちが今、よりよい生活を目指して頑張っている。(編集TG)
「人民網日本語版」2019年8月27日