大卒者が家賃を考える時に最も考慮する要因は収入だと考えられる。同報告は、「大卒者の半数近くが月収6千元以上を望むが、理想と現実には開きがあり、働き始めたばかりの大卒者の実際の収入は5千元未満が半数を占める」と指摘した。
また同報告は、「大卒者の4割近くは収入に占める家賃の割合が30%を超える。一線都市で働いて生活する大卒者のうち収入の半分以上を家賃に充てるという人が相当な数に上る。1人で部屋を借りようと思えば、実家からの援助なしでは実際には難しい」と指摘した。
中国青少年研究会などの機関がこのほど発表した「2019年大学卒業生住宅賃貸データ報告」も、一般的に大卒者にとって家賃はプレッシャーであり、自分の給与またはその他の収入だけで家賃をまかなえるとした人は65%で、こうした人々は家賃に対して非常に敏感だという。
生活情報サイトの58同城と住宅情報サイトの安居客が発表した「2019年大学卒業生就職・住居・移動報告」は、「大卒者の40%が、『部屋を借りるには両親からの援助が必要』と答え、両親からの援助が家賃の20-50%にあたる」と指摘した。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年7月18日