懐かしい子ども時代の記憶として多くの人が思い出すミルクキャンディ「大白兎奶糖」は、さきに化粧品ブランド・郁美浄と提携してリップクリームを発売したのに続き、またもやジャンルを超える取り組みを打ち出した。今回はセントライブラリー(気味図書館)と提携してフレグランスを発売した。「北京日報」が伝えた。
セントライブラリーの天猫(Tmall)公式店舗をのぞくと、ミルクキャンディの香りのフレグランスだけでなく、大白兎ハンドクリーム、大白兎洗顔剤など、一連のミルクキャンディシリーズがあり、ネットユーザーの間で人気が出ることは確実だ。大白兎だけでなく、ここ2年ほどはジャンルを超える老舗食品メーカーが実にたくさんある。おやつ界の老舗・旺旺はファッションブランド・TYAKASHAとコラボしたアパレル製品を発表したほか、化粧品ブランド・自然堂とコラボしてクッションファンデーション「旺旺粉底」を発売し、両製品とも好調な売れ行きを示している。また酒席に欠かせない名酒の瀘州老窖もジャンルを超えてフレグランスを打ち出し、チョコレートのダブはアイシャドーを、飲料大手の娃哈哈はカラーパレットを含む限定品の化粧品コフレをそれぞれ発売した。
老舗食品メーカーが相次いでジャンル超えの挑戦をするのはなぜか。専門家は、「こうした老舗食品メーカーは自社の知的財産権の影響力拡大を狙うと同時に、人目を引く『ネット人気商品』を打ち出して、若い世代の消費者を引きつけたいのだ」と分析する。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年5月23日