日本の「ジェネレーションZ」--超倹約志向
ブルームバーグの報道によると、景気が低迷している地域の「ジェネレーションZ」は、「節約モード」に入っている。
報道によると、「ジェネレーションZ」の子供は今後、世界の消費を支える最大の力となる。つまり、米国と中国という世界最大のエコノミーにはたくさんのチャンスが生じることになる。
しかし、経済成長が非常に緩やかな多くの先進国の小売業者やブランド、メーカーなどにとっては、「ジェネレーションZ」は、金融危機や経済衰退という時代に育ったため、より倹約志向となっており、高いハードルが待っていることになる。
日本や欧州はそれが特に顕著で、米国や中国のような経済のV字回復を実現することはできていない。特に日本は過去20年の間に、何度も景気の低迷を経験しているため、消費を牽引する消費者であるはずの若者が、全ての年齢層の中で最も倹約志向のグループになっている。1984年に、25歳以下の消費者は、1ドル儲けるごとに88.7セント使い、全国平均の86.2セントを上回っていた。しかし、日本政府が2017年に発表した白書によると、14年、「ジェネレーションZ」が1ドル儲けるごとに使うお金は76.8セントまで落ち込み、全国平均の78.4セントを下回った。
ある大手製薬会社で働く清水孝子さん(23)は、「正直言って、何にお金を使えばよいのか分からない。買い物に行くと言っても、生活必需品を買うためだけ」と話す。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年5月9日