日本のライブ・ エンタメ市場が急速に成長中 施設不足も

人民網日本語版 2019年05月05日09:04

統計によると、日本のライブ・ エンタテインメント市場の規模はこの10年ぐらいの間に約60%成長し、5千億円を突破した。日に日に拡大する市場の背後ではどのような変化が起きているのだろう?

2008年以降、日本のライブ・ エンタテインメント市場の動員数は年間平均4%のペースで増加し、現在、年間延べ7千万人に迫っている。市場が急速に成長し、各大都市ではライブ施設が足りないという状況に陥っている。多くのライブ施設は、今後2年はすでに予約でいっぱいになっている。そのため、各主要都市は施設の建設を加速させている。日本では今年、東京と大阪各2ヶ所を含めて、ライブ施設が5ヶ所新たにオープンする計画だ。うち、大阪の企業14社などが出資して建設され、今年2月にオープンした大阪の劇場は、多くの来場者を引き付けようと、人の往来が多い大阪城公園内にある。

また、近年訪日外国人観光客による文化消費の勢いもますます高まっており、ライブ・ エンタテインメント市場に新たな商機がもたらされている。同劇場の収容人数は1000人以上で、オープン後の半年間にわたって、日本の伝統文化と現代映像技術を駆使したマルチメディア公演が継続的に上演される。その公演を支えるのが、毎年大阪を訪問する1200万人の外国人観光客だ。

日本では海外の優秀な作品に対する関心も高まり続けている。例えば、中国の現代劇や曲芸、バレエなどの公演が日本各地で頻繁に上演されるようになっている。現在、中国の現代劇は毎年のように招待を受け公演を行っており、中国人と日本人の役者が共演する作品も出てきている。

中国国家現代劇院の戈大力副院長は、「観客も市場も成熟しており、以前は中国に興味を持つ観客が多いと思っていたが、中国の現代劇は既に日本の市場に溶け込んでおり、多くの若者もそれを見るようになっている」と分析している。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年5月5日

  

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