中国製ワクチンで感染症発症率が過去最低水準に

人民網日本語版 2019年04月28日14:24

4月25日は中国における33回目の児童予防接種デーだった。中国疾病コントロールセンターが発表した関連データによると、これまでの40年にわたる予防接種の取り組みが急速に普及・発展するのにともなって、麻しんや流行性髄膜炎などのワクチンで予防できる感染症の発症率が過去最低の水準になったという。新華網が伝えた。

このほど開催された「2019年全国児童予防接種データテーマPRイベント」で明らかにされたところによると、中国では1960年代初めに天然痘ワクチン(種痘)接種によって天然痘が根絶され、00年にはポリオ根絶の目標を達成し、現在まで発症例はみられない。06年から13年連続でジフテリアの発症例の報告はない。新生児へのB型肝炎ワクチンの接種が普及して以降、5歳以下児童のキャリア率は92年の9.7%から14年は0.3%に低下し、児童の感染者も3千万人近く減少した。

これと同時に、免疫プランに基づいてワクチンを接種する人が増えている。同センターが17年に収集した資料によれば、全国にある予防接種を扱う機関は15万7100ヶ所にのぼり、都市部と農村部をすべてカバーした。予防接種を行えるスタッフは約42万人おり、国の免疫プランに基づき毎年累計でのべ約4億本のワクチン接種を行っている。第10次5カ年計画(2001〜05年)以降、中国の児童を対象とした国家免疫プランワクチン接種報告に記録された接種率は90%以上で安定している。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年4月28日

  

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