カザフスタンのナザルバエフ大統領は19日、国民向けのテレビ演説を行い、大統領職を辞する意向を表明した。大統領選挙までの間、トカエフ上院議長が国家指導者の職務を履行する。ナザルバエフ氏は大統領退任後も与党「ヌル・オタン」代表、国家安全保障会議議長などのポストにとどまる。
ナザルバエフ氏(78)はカザフ・ソビエト社会主義共和国閣僚会議議長、カザフスタン共産党中央委員会第一書記、カザフ・ソビエト社会主義共和国大統領などを歴任。かつてはソビエト共産党中央委員会政治局委員でもあった。1991年12月、独立後のカザフスタン共和国初代大統領に当選。その後4回再選された。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年3月20日