春節(旧正月、今年は2月5日)連休期間中、雲南省麗江市は受け入れ観光客数が前年同期比70%以上増加し、成都の大型博物館を見学した観光客はのべ165万人に達した。11日に明らかにされた各地の公式統計データによると、多くの地域で文化観光産業が受け入れ観光客数でも観光収入でも増加傾向を示したという。中国新聞社が伝えた。
19年の春節連休(2月4〜10日)は経済的な効果が大きかった。雲南省文化・観光庁のまとめた統計では、連休期間に同省が受け入れた観光客はのべ3464万600人に達し、同20.22%増加し、観光収入は241億7300万元(1元は約16.4円)に達して同25.29%増加した。
連休中、同省の麗江古城、玉竜雪山、瀘沽湖などの受け入れ観光客数はどの日も受け入れの上限に達した。麗江の受け入れ数の増加率が最も高く、同78.54%増加した。8日には麗江古城をのべ25万人が訪れ、過去最高を更新した。
氷雪観光のメッカである吉林省は、「白色経済」や「氷雪で遊び、新年を迎える」コンセプトを発展させた。同省文化・観光庁が11日に明らかにしたところによると、連休中は受け入れ観光客数も観光収入も増加し、観光客数はのべ1471万5100人で同16.52%増加し、観光収入は142億8500万元で同19.64%増加した。
同省の農村観光が大人気だった。同省四平市叶赫鎮の満州族の独特な民俗文化を伝える氷雪観光ツアーに多くの観光客が参加し、満州族の文化を体験し、満州族伝統のお正月ムードを味わった。同省の公式データによると、今年の連休に同省の農村観光産業が受け入れた観光客はのべ324万人で同23%増加し、観光収入は18億元以上で同33%増加した。
博物館めぐりが正月の新たな風物詩になった。旧正月の元旦にあたる5日の正午、これまで同日は休みだった成都博物館は観光客の熱気に押されて開館に踏み切った。観光客は博物館の中で大自然とふれあい、時代の流れを感じるとともに、新春の民俗を体験し、伝統的な影絵芝居を観賞した。連休全体で、成都市の大型博物館を見学した観光客はのべ165万人に達した。
四川省文化・観光庁によると、19年の春節連休に同省全体で観光収入は580億4200万元、受け入れ観光客数はのべ8247万2900人に達した。
連休中、観光客の移動がより「スマート」になった。雲南に行く人は携帯電話のアプリ「携帯1台で雲南を旅する」を活用し、顔認証による観光スポットへの入場、スマートガイドサービス、スマートトイレ、「1キーで苦情」などの機能を利用できるようになった。四川を旅行する人の間では、オンラインでの電車の切符、入場券、ホテルの予約が主流となっていた。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年2月13日
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