米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」によると、EC大手のアマゾンは7日の株式市場が取引を終了した段階で、時価総額が7968億ドル(1ドルは約108.9円)に達して、時価総額が世界一の企業になった。アマゾンが創業からの24年間で時価総額トップの座についたのは今回が初めてだ。2018年12月3日の取引で、アマゾンは一時的にアップルを抜いて時価総額トップに立ったものの、終了時にはアップルに抜き返されていた。「経済参考報」が伝えた。
今月7日の取引で、アマゾンの株価は一時2.7%値上がりし、時価総額は早くも約7900億ドルに達し、マイクロソフトを約50億ドル上回った。アマゾンの優位は取引終了まで続き、最終的に3.44%の値上がりで、18年12月13日以来の高値を更新した。データによると、19年の取引日におけるアマゾン株価の累計上昇率は8.5%になる。時価総額2位のマイクロソフトは0.13%の上昇にとどまり、時価総額は7834億ドル。3位のグーグルの持ち株会社アルファベットは7日に0.22%値下がりし、アルファベットクラスAの時価総額はアップルを400億ドル以上上回った。アップル株価は7日に0.22%値下がりし、時価総額は約7020億ドルになった。
市場調査会社ピボタル・リサーチが7日に発表した最新の報告書によると、企業アナリストのブライアン・ウィーザーさんはアマゾン株価の19年末時点の目標価格を1920ドルとし、現在の株価より約21%高めに設定した。目標が達成されれば、アマゾンの時価総額は再び1兆ドル前後に達する。
現在もアマゾンはEC事業を中核とする。市場調査会社イーマーケターのまとめた統計データによると、アマゾンは米国のEC売上高の半分を占め、営業収入の90%は小売事業によるものだ。アマゾンのEC事業にはまだまだ発展の余地があり、インドなどの地域への大規模な投資を継続的に行っているほか、米食品スーパー大手のホールフーズ・マーケットの買収を通じて実店舗事業でより多くの売り上げ達成を狙うなどしている。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年1月9日
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