外交部(外務省)の耿爽報道官は27日の定例記者会見で「中米首脳会談が間近だ。米側が中国側と向き合って進み、会談の前向きな成果を後押しすることを希望する」と述べた。
【記者】トランプ米大統領は昨日「ウォール・ストリート・ジャーナル」のインタビューに、関税率引き上げの延期という中国側の要求を受け入れる可能性は非常に低いと述べた。トランプ大統領は、中国は米国からの競争と市場開放を受け入れなければならないと指摘。G20サミット会期中の中米首脳会談が成功しなかった場合、中国からの輸入品の残る2670億ドル相当に追加関税を課すだろうとも述べた。中国側はこれにどう応じるか。G20サミットでの中米首脳会談に何を期待するか。
【耿報道官】中米の経済・貿易協力の本質は互恵・ウィンウィンだと中国側は再三強調している。中国側は真剣、平等、誠意を基礎に、交渉と協議を通じて経済・貿易問題を解決することを望んでいる。同時に、中国側は自らの合法的権益を断固として守る。
先般、習主席とトランプ大統領が電話会談し、中米関係及び関心を共有する問題について踏み込んだ意見交換をした。両国首脳は、中米の経済・貿易問題について双方共に受け入れ可能な案での合意を推進する必要性で一致した。現在、両国の経済チームが接触を保ち、両国首脳間の重要な共通認識を実行に移している。中米首脳会談が間近だ。われわれは米側が中国側と向き合って進み、両国首脳の電話会談での共通認識の精神に従い、会談の前向きな成果を後押しすべく努力することを希望する。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年11月28日
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