中国農業科学院が発表した最新の情報によると、同研究院農産品加工研究所穀物加工・品質管理革新チームは、コーンスターチ加工の副産物であるコーングルテンミールの高価値利用及び機能性ペプチド産業化の技術の難題をめぐり、長年の難関突破により6つのコア技術を形成した。このとうもろこしの副産物を使い、食べられるマニキュア、食べられるラップフィルム、酔い覚め効果のあるペプチドなど一連の商品を作ることができる。また加工しにくく成形しにくいといったコーングルテンミールの難題を解消し、100%コーングルテンミールの主食、飲料、ベーキング製品、コーンビールなどの新たな栄養食品の開発に成功した。科技日報が伝えた。
同チームのコーンプロジェクト首席、中国農業科学院加工研究所研究員の王鋒氏によると、コーングルテンミールからゼアキサンチンとタンパク質を抽出し、これによって得られたプロラミンに温度・圧力・酵素処理を施し、加工性能を改善し、目標となる製品を生産する。食べられるマニキュアやラップフィルムなどは、水やアルコールに溶けないが、水を含むアルコールに溶ける。その表面は頑丈で光沢があり、摩耗や油に強く、高い抗菌性を持つ。この技術マップに基づけば、将来的に食べられる口紅やフェイスパックなどの日用化学製品も開発できる。化粧品に重金属やホルムアルデヒドなどの有害物質が含まれる歴史が書き直される見込みだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年11月21日
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