野菜や果物が旬の季節になると、常にそれに関わるデマが流される。スイカ、キュウリ、柚子、ヤマモモなどが「流れ弾」に当たっている。今度は柿の番が回ってきた。柿が店頭に並ぶ季節になった現在、柿とヨーグルトを同時に食べると死ぬというデマが流れている。科技日報が伝えた。
中国農業大学食品科学・栄養工学院の朱毅教授は取材に対して、「柿とヨーグルトを同時に食べると死ぬというのはデマで、同時に摂取しても毒素を形成することはない。この点については安心してもらいたい。注意すべきは、柿は甘くて美味しいが、一度に大量に食べると消化不良を引き起こすことだ」と述べた。
朱氏は、柿にはタンニン、ポリフェノール、ペクチンが含まれ、成熟していない柿と皮には特に多くのタンニンが含まれると説明した。柿のタンニンは胃酸と凝塊を形成し、さらにその他の食べ物が細かく噛み砕かれたものと混ざり柿石と呼ばれる大きな食物繊維の塊を作る。これは胃を不快にさせ、さらには胃もたれを起こす。
朱氏は「そのため柿を食べる時は、成熟していないものを避け、皮を避け、空腹時の摂取を避けるべきだ。渋い柿ほどタンニンの含有量が多いため、胃腸が弱い人は渋みのある柿を極力回避するべきだ」と注意を促した。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年10月31日
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