「モノのインターネット」時代の到来にともない、人々の生活もひっそり変化しており、将来の客間が、現在とかなり違った形に変わる可能性がある。
英ランカスター大学の研究者はこのほど、キャンパス内に「未来の客間」を造った。一見すると、普通の客間と大した違いは感じられないが、この客間にはソファ、テレビ、カーテン、ペンダントライト、音響設備などがあり、これらの家具・設備や家電が全て「モノのインターネット」と繋がっており、この点が今の客間と大きく異なる。この部屋の主(あるじ)をめぐるデータを収集し、驚くべき変化を起こす。例えば、ペンダントライトは、鑑賞中のドラマのストーリーの盛り上がりに応じて、自動的に明るさが変化する。ロールスクリーンは、屋外の天気の変化に応じて自動的に開閉する。テレビは、まるで読心術をマスターしているかのように、その人の好みに合わせて番組を放送する。さらには、同じ番組でも、見る人によって結末を変えることまでできてしまう。
「未来の客間」は、同キャンパスで学生に体験する機会を提供しただけではなく、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館でも展示されたことがある。体験した人々からは、「非常に新鮮だ」と好評を博した。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年10月30日
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