中国商務部(省)は29日、第1回中国国際輸入博覧会の国内外メディア向けの記者会見を開いた。商務部国際貿易交渉代表兼副部長の傅自応氏は、「第1回中国国際輸入博覧会は11月5日から10日にかけて上海市で開かれる。約150ヶ国・地域の政治家や要人、ビジネス界関係者、関係国際機関の責任者が招待を受けて出席する」ことを明らかにした。証券日報が伝えた。
商務部研究院の白明研究員は、「保護貿易主義がエスカレートするなか、中国は輸入博覧会を開催することで、互恵・ウィンウィンの開放政策の推進と、自由貿易保護の一貫した立場を示す」と述べた。
「輸入博覧会の開催は、中国初の試みだ」とした中国国際貿易促進委員会国際投資研究部の劉英奎部長は、世界的に見ると博覧会の多くは輸出を促進するが、第1回中国国際輸入博覧会は世界初の輸入をテーマとする国家レベルの博覧会だと指摘。中国から見ると、輸入博覧会の開催は中国が過去の輸出奨励から、輸入拡大及び輸入・輸出重視にモデルチェンジすることを意味する。これは中国の経済・貿易発展の象徴的な出来事といえる。
傅氏は、「世界の新製品や新テクノロジー、高品質製品が博覧会に集まる。展示される輸入品の数も金額も、国内の展示会としては最大規模だ。出展登録状況によると、中国に初進出する展示品は5000点以上にのぼる」とした。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年10月31日
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