小さなアンドロイドスマホがなんと、フルバージョンのウインドウズを使えるようになった。華為(ファーウェイ)は先ごろ中国国内で、正式に「Mate20」シリーズスマホを発表した。その会場では同時に、ファーウェイクラウドパソコンシステムによるこの新技術が登場した。北京日報が伝えた。
現在のスマホでは、単独の文書作成ソフト、あるいは各種簡略版ウインドウズが珍しくもなくなった。しかし、従来のパソコンによるフルバージョンのウインドウズと比べるとそれぞれ短所があり、使いやすさも劣る。ファーウェイの新技術は、スマホとパソコンの境界線をさらにあいまいにする可能性がある。
ファーウェイクラウドはアプリとして存在する。ワンタップで従来のウインドウズを立ち上げ、かつアンドロイドスマホシステムよりも電力消費量が少ない。それはこのウインドウズがファーウェイのスマホで起動するのではなく、ファーウェイクラウドシステムを通じて使用されるからだ。言い換えるならば、膨大なウインドウズはユーザーのスマホではなく、ファーウェイのクラウドに搭載されるため、起動に長い時間がかかることを心配する必要はない。
ファーウェイが同日発表した「Mate20」は、最新プロセッサ「麒麟980」、新型ライカマトリックス多焦点撮影システム、4000万画素広角+2000万画素超広角+800万画素望遠の3眼カメラを搭載する。販売価格3999元(1元は約16.1円)からで、このクラウドパソコンシステムを使用可能だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年10月30日
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