米ローレンス・リバモア国立研究所が、今年のベースバンドレーザー反射フィルター部品レーザー損傷閾値の国際コンテストの結果を発表した。中国科学院強レーザー材料重点実験室フィルター光学実験室が開発したレーザー反射フィルター部品が再び優勝を手にしただけでなく、2012年と13年に比べ、その損傷閾値が2位を20%上回り、優位性が際立っている。科技日報が伝えた。
高出力レーザーフィルターはレーザー核融合装置や超強力・超短距離レーザーなどの強レーザーシステムに不可欠な部品。現在までに世界最大規模のレーザー核融合装置は、ローレンス・リバモア国立研究所にある米国家点火装置となる。高出力レーザー反射フィルターは、直線の前進を強制する強レーザーを、人類の思い通りに集束できる唯一の部品となる。この部品は遮る高エネルギーレーダーの衝撃に耐え、高出力レーザー装置の「自傷」を防ぐと同時に、レーザーの方向を効果的にコントロールし、その表面に照射されるレーザーを完全に人間の思い通りにすることで、同じ標的に向ける必要がある。レーザー損傷閾値はこの部品のレーザー「制御・指揮」能力を示す。その数値の大小は、レーザーエネルギーをそのまま標的まで届けられるかを決めることになる。
中国科学院強レーザー材料重点実験室は中国科学院上海光学精密機械研究所の所属部門となっており、そのフィルター光学実験室は中国神光シリーズ高出力レーザー装置や超強力・超短距離レーザー装置などのシステムに多くの高性能・中核レーザーフィルター部品を提供している。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年10月11日
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