各地の観光機関、通信キャリア、オンライン旅行サービス企業が報告・提供したデータに基づき、中国観光研究院(文化・観光部データセンター)の推計によると、国慶節(建国記念日、10月1日)連休に全国で受け入れた国内観光客はのべ7億2600万人に達し、前年同期比9.43%増加した。国内観光収入は5990億8千万元(1元は約16.5円)で同9.04%増加し、12301全国観光問い合わせ・苦情プラットフォームに寄せられた苦情は736件で同9.25%減少した。人民網が伝えた。
また商務部(省)が7日に発表した「国慶節ゴールデンウィーク」消費データによると、10月1〜7日には全国の小売・外食産業の売上高が1兆4千億元に達し、一日当たりの平均額は同9.5%上昇した。
連休期間には商品消費のバージョンアップ傾向が目立った。各地ではオーガニックフード、金・銀・ジュエリー製品、超高精細テレビ、スマートフォン、スマートホーム用品、自動車などの売り上げに火がついた。同部のデータをみると、重点商業貿易企業の売上高が陝西省で同12.7%増加したほか、雲南省では同12%、四川省では同11.3%、湖北省では同11.1%、それぞれ増加した。上海市は第1回中国国際輸入博覧会の開催をきっかけに、「上海ショッピング」ブランドを大々的に打ち出し、重点モニタリング企業の売上高は同約10%増加した。一部の重点モニタリング企業では大型高精細テレビの売り上げが前年同期の5倍以上に増え、洗濯乾燥機、浄水器、健康空調、スマート便座の売り上げもそれぞれ1〜2倍増加した。
外食市場も盛んで、大衆化した特色ある外食サービスが広く人気を集めた。重点モニタリング外食企業の営業収入をみると、陝西省は同13.2%増加、江蘇省は同12.6%増加、湖北省は同12.5%増加した。北京市の老舗外食産業が爆発的な伸びを示し、ランチの回転率は2回以上、ディナーは3回以上に達し、一連の企業で営業額が10%以上増加した。
さまざまなサービス消費が注目されている。観光、映画や舞台の鑑賞、博物館見学、図書館漬けなどが連休の過ごし方のトレンドになった。連休開始からの4日間には、全国で受け入れられた国内観光客がのべ5億200万人に達して同8.8%増加し、観光客一人一人の個性に合わせた、オーダーメイドの、質の高い観光商品が人気を集めた。開始から6日間の映画興行収入は17億1千万元で、一連の優れた国産映画は評判も着席率も高かった。人々は劇場、博物館、科学技術館、図書館に次々と出かけ、情操を豊かにし、見識を高め、視野を広げた。
新興消費モデルが盛んに発展した。ネットショッピング、ネットフードデリバリー、シェアハウス民泊、モバイル決済などの新しい消費モデルの人気が続いた。連休開始からの6日間には、一連のECプラットフォームの取引額が同20%以上増加し、一連のネットフードデリバリーの注文数も同50%以上増加した。一連の短期リースプラットフォームでのシェアハウス民泊の予約件数は前年同期の5倍に達し、一連のオンライン旅行サービスプラットフォームのオーダーメイド旅行の売上高は同50%以上増加した。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年10月8日
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