中国商務部(省)の高峰報道官は27日に行われた定例記者会見で、「米国の覇権主義、極限の圧力をかけるやり方で中国を恫喝することはできないし、中国経済を崩壊させることもできない。それとは逆に、中国は挑戦を発展の原動力に転換し、中国経済のモデル転換・バージョンアップと高い品質の発展を推進していく」と述べた。新華社が伝えた。
高報道官は、「最近、米国が中国からの輸入品2千億ドル(約22兆7100億円)分に対し10%の追加関税を課すとともに、追加関税の税率を2019年1月1日から25%に引き上げると発表した。さらには中国からのすべての輸入品に追加関税を課すと脅しつけてさえいる」と述べた。
また、「中国はころころ変わる米国の言動の真の意図をはかりかねており、経済貿易問題の政治問題化にも賛成しない。中米貿易摩擦について言えば、中国は交渉の扉を常に開け放しているが、交渉では誠意を示し、平等に向き合い、約束を遵守することが必要だ。協議が再開できるかどうか、いつ交渉を行うかは、すべて米国にかかっている」とした。
高報道官は、「米国が情勢をはっきりと認識し、中国の決意、自信、能力を過小評価しないことを願う。国際関係の基本的ルールに則り、相互尊重と平等な話し合いによって中米経済貿易摩擦を適切に解決することだけが、中米両国や世界の経済の健全で安定した発展を守り抜くための唯一の正しい選択だ」と述べた。
さらに、「中国は中米経済貿易摩擦が適切に解決されることを願うと同時に、さまざまな可能性に対処するための準備もしっかり行っている。中国の自国の発展権を守り抜こうとする決意は変わらず、対外開放を断固として拡大する歩みも止まることはない。中国は自国の発展リズムを踏まえて、適切なタイミングで改革開放の措置を打ち出し、中国経済をより高い品質の発展へと絶え間なく後押ししていく」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年9月28日
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