北京聯通1階ホールで13日午前、5G基地局から伝送された海淀区稻香湖、西城区金融街の街頭の風景が巨大スクリーンに表示された。北京市はこれにより正式に5G時代に足を踏み入れた。北京日報が伝えた。
5G動画では、遠方の重なる高層ビル群の輪郭が鮮明で、灰色の壁と白い屋根の色彩がはっきりしていた。会場のスタッフは、「5Gは4K高画質信号を直接伝送でき、その画質の鮮明度は4Gの16倍。画質もよりはっきりしており美しい」と説明した。来年上半期には5Gスマホが次々と発表される見通しだ。北京聯通も5Gテストユーザーの募集を開始する。
◆長安街と副都心をカバー
北京聯通の関係者によると、5G基地局は優先的に重点エリアをカバーする。これには北京副都心、北京新空港、長安街、金融街、2019年北京国際園芸博覧会、2022年北京冬季五輪会場などが含まれる。北京市の重大活動のうち、北京国際園芸博覧会で真っ先に5Gネットワークが使用される。
5Gは次世代モバイル通信技術の主な発展方向であり、1分ほどで高画質映画を1作品ダウンロードできる。スマホによる動画鑑賞体験がさらに改善されるほか、未来の大量のIoTの需要を満たすことができる。5Gネットワークは工業、医療、交通などの重点業界と深く融合することで、真の「IoE(Internet of Everything)」を実現できる。5GによるIoTを利用することで、スマホ1台でスマートホームをコントロールできる。自動運転のほか、遠くから車のエアコンをつけて、夏は事前に車内を冷やし、冬は事前に暖めるといったこともできる。さらに360度の全角度から冬季五輪を観戦し、没入感がさらに強いAR/VR動画・ゲームを体験できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年8月14日
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