騰訊(テンセント)の運営チームは13日に公告を発表し、「ゲームプラットフォームWeGameを通じて配信している『モンスターハンター:ワールド』は、コンテンツの一部に中国の関連法規・政策の要求を完全に満たしていないところがあり、政府の管理部門に大量の通報が寄せられたため、すでに営業許可証が取り消され、販売停止・改善の処分が下され、販売が停止された」ことを明らかにした。「北京商報」が伝えた。
公表された資料によると、同ゲームは日本のカプコンが制作したハンティングアクションゲームで、斬新なプレイ、精巧な画像を楽しめるとして、ゲーマーたちの人気を集めていた。今年3月31日時点で出荷量は790万本に達し、1月26日にPS4(プレイステーションフォー)版などの販売がスタートしてからわずか2ヶ月でこれだけの業績を達成したことになる。
北京人人創造科技有限公司の朱家良最高経営責任者(CEO)は、「『モンスターハンター:ワールド』のプレイの中心は様々なモンスターを狩猟で殺戮することにあり、血なまぐさい暴力シーンには問題があると考えられる」と話す。
業界関係者は今回の販売停止の理由として、騰訊が発表した理由以外にも、「騰訊がゲームの許可番号を取得していなかったことがある」と指摘する。通常の状況であれば、海外のゲームを中国市場で販売するには、文化部の審査承認を受けるだけでなく、国家新聞出版総署の審査を受けて許可番号を取得する必要があり、どちらもクリアしていなければ中国で合法的に販売運営することは不可能だ。騰訊は文化部の審査承認は受けたが、同総署の審査は受けておらず、同総署の警告を受けた後に販売停止処分になった可能性がある。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年8月14日
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