今年第2四半期には、華為技術有限公司(ファーウェイ)が世界市場で携帯電話5400万台を販売し、前年同期比約41%増加した。華為が業績を伸ばし続けられるのは、技術革新を常に追求しているからにほかならない。人民日報が伝えた。
今年1~5月、吉利汽車の販売量が累計63万8200台に達し、同44%増加した。こうした力強い伸びの背後には、研究開発に従事する約1万5千人の貢献があることを忘れてはならない。
華為と吉利の素晴らしい業績から、中国の産業のモデル転換とバージョンアップの新たな進展がうかがえる。上半期には全国の一定規模以上の工業企業(年売上高2000万元以上の企業)の生産額が同6.7%増加し、利益は同17.2%増加した。工業の質や利益が緩やかに上昇し、実体経済の発展をどっしりと支えている。
▽新たな原動力が著しく増強 実体経済の力強い原動力に
工業の新産業をみると、上半期にはハイテク産業の生産額が同11.6%増加して一定規模の工業企業の平均を4.9ポイント上回り、設備製造業は同9.2%増加で同平均を2.5ポイント上回った。新製品をみると、新エネルギー車、工業用ロボット、集積回路などが好調で、生産量は新エネ車が同88.1%増加、工業用ロボットが同23.9%増加、集積回路が同15%増加した。新業態をみると、実物商品のオンライン小売額が同29.8%増加し、社会消費財小売総額に占める割合が17.4%に達した。プラットフォーム経済やデジタル経済なども急速に発展した。
▽供給側改革がより深く進展 実体経済の巨大な潜在力が発揮
年初以来、過剰生産能力の削減をはじめとする各種政策の後押しを受けて、鉄鋼価格が安定的に回復し、鉄鋼メーカーの経営が好転を続けた。昨年の工業生産能力利用率は77%まで回復し、過去5年間で最高の水準に達し、今年上半期にはさらに0.3ポイント上昇して、需給がよりバランスの取れた状態になった。供給側構造改革に促されて、全生産要素の生産率が2015年以降は回復傾向を保ち、増加率が2%に近づいた。
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