資料写真:ペンス副大統領 |
ペンス米副大統領は9日、国防総省で演説し、6番目の軍となる「宇宙軍」を2020年までに創設すると宣言した。中国新聞社が伝えた。
国家宇宙会議議長を兼任するペンス副大統領は「宇宙の勢力図にはすでに根本的変化が生じている。トランプ大統領は宇宙軍の創設によって宇宙面の統治力を確保し、米国の安全と繁栄を維持する考えだ」と説明。宇宙軍創設は米軍の新たな高度化を意味し、2020年までに宇宙軍を創設するとした。
ペンス副大統領によると、トランプ大統領は来年2月の新年度予算報告に宇宙軍創設の予算を盛り込む。政府は議会とこの問題について協力し、新たな国防権限法で宇宙軍の位置付けを正式に確認することを目指す。宇宙軍創設の詳細についてはトランプ大統領が今後発表する。
米国防総省は9日、宇宙軍創設計画を議会に提出した。これによると米軍は宇宙司令部を段階的に再編し、宇宙発展局と宇宙作戦部隊を創設し、宇宙軍の組織構造を定め、現有のリソース、技術、人員を整理統合する。また、宇宙軍担当の国防次官補を置く。
トランプ大統領にとって宇宙軍創設は就任以来堅持してきた軍事改革目標の1つ。今年3月の国防戦略報告に盛り込み、6月には宇宙軍創設の手続きに着手するよう国防総省に命じた。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年8月10日
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