デポジットを無料にすることで、シェア自転車企業が多くの新規ユーザーをゲットしている。中国のシェア自転車・摩拜(モバイク)が今月6日に発表した統計によると、中国全土でデポジットを無料化したところ、1ヶ月間で2億人がそのサービスを利用し、新規ユーザーも1千万人増えた。利用者が最も多い都市は北京、上海、深セン、広州となっている。北京日報が報じた。
デポジットの返金申請をしたユーザーが多いのは一、二線都市。新規ユーザーが最も多い都市は北京、上海、成都、広州、天津で、一人当たりの月間利用回数が多かったのは徳陽、太原、徳州、西安、黄岡などだった。
モバイクのデポジット無料を活用しているユーザーのうち、男性が61.39%、女性が38.61%。また、デポジットが無料になって以降、16ー25歳の新規ユーザーの増加幅が最も大きく、55歳以上のユーザーがそれに続いている。外出時は自転車を利用するという習慣が各年齢層に少しずつ浸透していることが分かる。デポジット無料を活用しているユーザーの約7割は35歳だ。
モバイクは現在、QRコードをスキャンしてロック解除するスタイルからBluetooth(ブルートゥース)を利用してロック解除するスタイルへ移行している。ユーザーはモバイクのアプリをバージョン7.9.0以上にアップグレードし、Bluetoothのスイッチを入れた状態で、スマホを自転車のロックに近づけるとロック解除ができる。「微信小程序(WeChat Mini Apps)」でもこの機能を利用することができる。QRコードを塗りつぶしたり、剥がしたりして自転車を私有物化するユーザーもいるものの、この機能を導入したことでそのよう行為を効果的に抑制することができる。その他、モバイクは、シェア自転車のプロダクトライフサイクルマネジメントを実施しており、壊れた自転車を100%回收して再利用すると強調している。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年8月9日
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