李克強総理は4日午後、ユンケル欧州委員長と電話会談した。新華社が伝えた。
李総理は「現在の国際情勢は複雑に入り組み、一国主義と保護主義が頭をもたげ続けている。世界の重要な2つのパワーである中国とEUは当然、共通認識を形成し、協力と共通利益を拡大し、連携して試練に対処すべきだ。中国側はほどなく開催する中国・EU首脳会議で、EU側と中国EU関係の発展及び関心を共有する国際・地域問題について意見交換し、中国EU投資協定交渉の推進、気候変動対策などの分野で実務的成果を得るべく努め、共同で多国間主義を守り、貿易と投資の自由化及び円滑化を促進し、世界の平和・安定・発展を維持して、人類進歩の潮流が持続的に前進することを外部に表明することを期待している」と表明。「中国は揺るぎなく欧州統合プロセスを支持し、団結し、安定し、発展するEUを支持する」とした。
ユンケル委員長は「現在の国際情勢の下、EU各国は多国間主義的政策を取るべきとの考えで一致している。EU側は第20回EU・中国首脳会議で、中国側と多国間主義と自由貿易の支持などについて力強い声を発し、EU中国投資協定交渉、気候変動、航空分野の意思疎通と調整を強化し、会議の前向きな成果を後押しすることを期待している。EUの貿易政策を遵守する『16プラス1協力』に対してEU側はオープンな姿勢だ」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年7月5日
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