ワールドカップロシア大会グループリーグH組最終節・日本-ポーランド戦が28日、ボルゴグラードアリーナで行われ、日本は0対1でポーランドに敗れたものの、グループリーグ2位で決勝トーナメント進出を決めた。日本が決勝トーナメントに進出したことによる経済効果を3-5千億円と予想する専門家もいる。
ワールドカップと経済の関係を研究している三井住友アセットマネジメントの宅森昭吉チーフエコノミストは、「日本代表の躍進は投資家や経営者の心理面に前向きなメッセージを与えており、景気にはプラスに働く。初戦を飾った19日のコロンビア戦では、翌20日の日経平均株価が大幅反発したのもワールドカップ効果が大きい。1986年以降のワールドカップ優勝国は、優勝した年の実質国内総生産(GDP)伸び率が前年実績と比べ平均3.2ポイント高かった。最低でも0.9ポイント伸長した」と分析する。
別の経済学者は、日本が1次リーグを突破すれば、ベスト16入りした2010年の南アフリカ大会と同じ215億円の経済効果があると試算している。そして、サッカー教室に加入したり、Jリーグの試合を観戦する人なども増えると予想されている。消費拡大に伴う新規投資や、選手の報奨金なども考慮し、3千億-5千億円の波及効果を予想する市場関係者もいる。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年7月2日
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