ツタに覆われた城壁にゴツゴツした石を積み重ねて作られた石の柱、様々な表情で高さも異なるトーテムポールが無数にそそり立つこの場所は、彫刻アーティストの宋培倫さん(79)が作り出した幻想的な城「夜郎谷」だ。新華網が伝えた。
21年前、米国から帰国した宋さんは貴州省貴陽市花渓区楽平村にある谷で、彼の夢の城の建設を始めた。中国戯曲の儺戯の臉譜(隈取)やお面、人物をテーマに、どこにでも転がっているような石や陶器の欠片、瓦罐(陶製の釜)を材料とし、この地の山の地形や川の流れる方向などそのもともとある自然の形状に合わせてデザインと制作を行い、林の中に徐々に石の城を造り上げている。(編集TK)
「人民網日本語版」2018年7月3日
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