赤ちゃんが生まれると、周囲の人々はその容貌についてあれこれ言い、父親似か、それとも母親似なのか、ひとしきり論議を交わす。子供の成長プロセスで、両親のどちらに似ているかは、実は子供が健康であるか否かに関わってくる。米国のメディアはこのほど、興味深い研究報告について報道した。ニューヨーク州立大学ビンガムトン校の研究チームは、出生時に父親似の子供は、1歳になった時に、そうではない子供より健康であるという事実を発見した。生命時報が伝えた。
この現象は遺伝子が原因ではなく、父親似の子供は、父親と接触する時間が明らかに多い事による。ニューヨーク州立大学ビンガムトン校経済学部のSolomon Polachek教授と彼の研究チームは、「家庭と子供の健康」という研究課題で、データ分析を行った。同研究では、母子家庭175世帯を対象とした調査が行われ、データ分析・評価の結果、出生時に父親似の子供は、父親と一緒に遊ぶ時間が、片親の家庭の子供より多いことが判明した。父親と遊ぶ時間が長い子供は、より好ましい成長環境を獲得するだけではなく、健康状態においてもそうでない子供より勝っていた。
Solomon Polachek教授は、「父親は、子供の成長プロセスで非常に重要な役割を担っており、父親が積極的に子育てに参加すれば、子供の健康状態や物質面での要求について、よりタイムリーな理解を得ることができる」と指摘した。研究チームは、「この研究結果から、ほぼ1日中外にいる父親は、可能な限り幼い子供に接する時間を捻出して、子供たちと家族団らんのアクティブで楽しい時間を過ごしてほしい」としている。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年3月23日
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