北斗三号衛星ネットワークの第5、6基の打ち上げに成功したことは、中国の北斗衛星測位システムがグローバルネットワーク形成に向け集中的な打ち上げ段階に入ったことを示している。宇宙の「北斗」の数が増え、それを地上でどのように活用するべきなのか、その精度はどれほどの高さになっているのかに注目が集まっている。中国青年報が報じた。
最近の取材では、中国全土をカバーする北斗・地上型衛星航法補強システム(GBAS)の第一期建設が検査に通り、中国全土に位置の誤差が1メートル以下の高精度測位サービスを提供し、21省にセンチ・メートル精度のリアルタイム測位サービスを提供できるようになったことが分かった。北斗衛星千尋位置サービスプラットフォームのユーザーは1億人を超え、北斗A-GNSS測位サービスは200ヶ国・地域以上をカバーしている。
2016年5月18日、北斗GBASの運用が始まり、北斗は中国全土に高精度の測位サービスを提供するようになった。現在、中国全土には、同システムの補強拠点が2000ヶ所以上あり、インターネットのビックデータ解析を通して、中国全土のユーザーに高精度の測位やそのほかのサービスを提供している。
千尋位置の陳金培・最高経営責任者(CEO)によると、今年、北斗GBASは、中国全土にセンチ・メートル精度のリアルタイム測位サービスを提供できるようになるという。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年3月7日
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