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遠洋総合科学観測船「科学号」、カロリン海山が島だったことを証明

人民網日本語版 2017年09月01日14:49

中国の次世代遠洋総合科学観測船「科学号」は8月7日から29日にかけて、人類が探索したことのない西太平洋カロリン海山で詳細な調査を行い、深海巨大・大型海底生物のサンプルを400点(170種以上)採集した。また科学観測隊員はカロリン海山がかつては水面上に浮かぶ島であったことを明らかにし、また西太平洋貧栄養深海底で初めてとなる「サンゴ林」と「カイメン場」を発見した。新華社が伝えた。

海山とは海底から測って高さ1000メートル以上あるが、水面上に出ていないものを指す。世界の海洋には3万以上の海山があると見積もられているが、人類が調査したことのある海山は約300ヶ所で、全体の1%のみだ。

科学観測隊員はカロリン海山の探索で、これが以前は水面上に浮かぶ島であることを発見した。科学観測隊員は水深600メートルから山頂までの間に海蝕洞が確認できたため、海蝕洞は波の衝撃により形成されたものであり、つまりこの海山が以前は水面上に浮かぶ島で、プレート活動によって沈み海山になったということだ。

中国科学院海洋研究所研究員の徐奎棟氏は、「また水深600メートルから山頂の間に、近海にしか見られないサンゴ礁があったが、今や岩石になっている。これはこの海山が、島が沈むことで形成されたことをさらに裏付けている」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2017年9月1日

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