2014年に中国大陸で公表された元「慰安婦」のお年寄りは22人だが、映画公開時にはわずか8人になっていた。たとえ命が尽きようとも、人間性を喪失した歴史が歳月に浸食され、さらには勝手に書き直されることは断じて許されない。ましてや悲劇を繰り返してはならない。映像で歴史を記録し、映画館で痛ましい記憶を拾い上げるのは、悲しみを誇張するためでは断じてなく、ましてや恨みを喧伝するためでもなく、残酷な戦争から教訓を汲み取ってのみ、恒久平和を守る精神のダムを築くことができるからだ。
今や、歴史の真実を守り、国際正義を擁護する勢力が伸張している。世界各地で「慰安婦」関連の史料が次々に公開され、「慰安婦」問題を反映する映画が続々と公開され、「慰安婦」記念像が各国で建立されている。中国、韓国、フィリピン、オランダなど各国・地域の民間団体が、「慰安婦」関連史料のユネスコ世界記憶遺産への登録を申請している。国連など国際組織は、第2次大戦時の残虐行為の直視を日本に再三要求し、「慰安婦」問題で姿勢を改めるよう日本政府に促している……。良知は最後には邪悪に打ち勝ち、正義は広がると信じる理由がわれわれにはある。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年8月21日
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