西安衛星測控センターの取材で明らかになった情報によると、中国の宇宙船制御人員は50年間の発展を経て、各種重要技術の難関突破を続け、宇宙船軌道決定精度を当初のキロ級からメートル級、さらにはセンチ級へと飛躍させた。新華社が伝えた。
精密な軌道決定は、宇宙船の効果的な制御の基礎となる。同センター党委員会書記の祁亜虎氏によると、同センターは長年に渡り精密な軌道決定という先端分野の取り組みを続けてきた。宇宙船軌道決定、軌道制御、軌道維持などの重要技術の難関突破に取り組み、軌道決定と制御精度で世界先進水準に達した。うち近地球軌道の宇宙船位置決定精度は、最高でセンチ級に達する。静止軌道は数十メートル。月軌道の探査機位置決定の精度はキロ級。
そのほか、同センターは中国の有人宇宙船、月探査機「嫦娥」、各種帰還型衛星に対しても、高精度帰還制御計算および落下点予報を実現できる。落下点の計算の精度は1キロ以上で、世界先進水準に達している。中国初の宇宙飛行士である楊利偉氏は2003年10月16日に、宇宙飛行から帰還した。同センター職員の正確な制御により、楊氏が搭乗した宇宙船「神舟5号」帰還モジュールと捜索ヘリが50メートル離れて同時に着地し、捜索隊員が30秒で落下点に到着するという奇跡が演じられた。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年8月17日
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