中国航天科技集団公司第一研究院宇航部の唐亜剛副部長は北京で6日、中国は年内に海上打ち上げ試験を行い、2018年に海上での打ち上げサービスの実用化を開始すると発表した。科技日報が伝えた。
唐氏は同日開かれた長征ロケット商業打ち上げユーザー大会において「海上打ち上げは主に発射角度0−10度の任務需要に的を絞る。国内4大発射場でこの任務を遂行する場合、多くの積載能力をロスすることになる」と説明した。
発射角度とは、衛星打ち上げの方向と赤道の狭角のことで、衛星の最小軌道傾斜角は、発射場の緯度となる。国内4大発射場のうち緯度が最も低いのは文昌航天発射場で、北緯約19度。
唐氏は、「打ち上げ場所の緯度が低く、赤道に近いほど、積載能力のロスが少なくなる。そのため海上打ち上げサービスにより、より柔軟に場所を選び、コストを効果的に削減できる」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年7月7日
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