中国地質調査局が13日に発表した情報によると、同局カルスト地質研究所の研究員は湖南省永州市新田県で、ストロンチウム濃度の高い大規模な鉱泉を発見したという。ストロンチウムは人体が必要とする微量元素の一つで、その濃度の高いアルカリ水は中国で不足している資源だ。計算と分析によると、この鉱泉の年間有効開発量は約724万9000トンで、高い開発の潜在力を秘めている。科技日報が伝えた。
調査によると、この鉱泉は蓮花、茂家、新■(■は土へんに于)などに分布している。面積は約175平方キロメートル。凹地泉と揚水井戸からサンプルを収集・分析した結果、凹地泉のストロンチウム濃度の平均値は1リットル当たり0.38ミリグラムで、国家飲用天然アルカリ水の濃度上限の1.90倍、揚水井戸は2.76ミリグラムで13.8倍だった。凹地泉と揚水井戸のストロンチウム濃度は広西チワン族自治区巴馬ヤオ族自治県長寿エリア(0.30ミリグラム)を上回り、揚水井戸のストロンチウム濃度は湖北省鐘祥市長寿エリア(0.625ミリグラム)と青海省玉樹熱水溝エリア(0.620ミリグラム)を上回る。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年8月14日
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