中国人民銀行(中央銀行)がこのほど発表したデータによると、7月末現在の外貨準備残高は3兆807億ドル(1ドルは約110.6円)に達し、前月末比239億ドル増加し、増加率は0.8%で、6ヶ月連続の増加となった。
同局関連部門の責任者は、「7月には、中国の国境を越えた資金の流動が引き続き安定した動きをみせ、外貨の需給は基本的なバランスに向かった。国際金融市場では、ドル以外の通貨がドルに対し全体として値上がりし、米ドルを計量単位とした外貨準備の規模拡大を後押しした」と分析する。
今年に入ってから、中国経済は安定しつつ進歩する発展局面、安定しつつ好転する発展局面が続き、経済が中高速成長を維持し、中高水準に前進するのを支えるプラス要因がさらに増加した。国際金融市場は相対的に安定し、国境を越えた資金の流動と外貨市場の需給は基本的なバランスがとれ、人民元相場は基本的安定を維持した。こうしたことが推進役となり、個人と企業の外貨購入の動きがより理性的になった。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年8月8日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn