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第2次大戦時の日本の労働者強制徴用を反映する映画『軍艦島』に大きな注目

人民網日本語版 2017年08月08日08:35

韓国映画『軍艦島』が連日社会の焦点となっている。映画は第2次大戦時に日本が朝鮮半島と中国の労働者を強制徴用した暗黒の歴史を題材とし、上映8日間で観客動員数延べ500万人を突破した。興行収入面の成功と同時に、映画は「軍艦島」問題に対する韓国社会の注目を高め、「選択的記憶喪失」を止めて歴史の罪を直視するよう日本側に要求する声が上がっている。人民日報が伝えた。

■韓国政府「労働者強制徴用は争う余地のない事実」

2015年7月、韓国メディアが「地獄島」と呼ぶこの場所は、「明治日本の産業革命遺産」の一部として世界遺産に登録された。この「遺産」を構成する工業施設23カ所の多くに朝鮮半島と中国の労働者数万人の血涙が残されている。長崎港の南西18キロに位置する端島は、最も「残忍非道」な施設の1つとされる。

良質の石炭を埋蔵する端島は1890年に三菱社が買い取った後、重要な石炭産地となった。第2次大戦時、朝鮮半島と中国の労働者多数が強制徴用され、海面下1000メートルの高温、高湿度の炭鉱で働かされた。韓国の2012年の報告によると、1943~45年に端島に強制徴用された朝鮮人労働者は800人余りおり、うち122人が死亡した。韓国行政安全省の統計では、現在韓国に暮らす端島の生還者は6人のみだ。

申請過程の韓国からの強い糾弾を和らげるため、国連教育科学文化機関世界遺産委員会日本代表は申請時に「労働を余儀なくされた」との表現を用い、「朝鮮半島などから徴用された多数の労働者が劣悪な環境で働いた」ことを認めるとともに、2017年12月までの情報センター設置などの措置を通じて世界の人々にこの歴史を紹介することを約束した。だが日本政府は申請成功後すぐに口ぶりを変え、約束を遅々として履行せずにいる。


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